約110年の歴史。自由に回っていいんです!

2020年11月2日
ようこそ!名物ガイドさんと巡る盛美園ツアーへ!!

平川市猿賀石林にある盛美園は、国の名勝指定されている日本屈指の名園です。
その園で、名物ガイドを務めるのは、桑田悟(のり)博(ひろ)さん(80歳)。ガイド歴の8年の桑田さんに、いつものように盛美園の案内をお願いしました。

盛美園は、清藤家24代当主盛美の手により、明治35年着工し、9年の歳月を掛けて完成されました。
大石武学流といって、青森津軽地方にしかない流派でこの庭園は造られています。
庭園の様式は、枯山水池泉回遊式。枯木、水泉、枯滝を歩きながら自由に見て回ることができます。
広さ12,000㎡の庭園には、約1,300本、約80種類の樹木が植えられています。

discover_seibien1_1

約110年の歴史。自由に回っていいんです!

盛美園は、清藤家24代当主盛美の手により、明治35年着工し、9年の歳月を掛けて完成されました。
大石武学流といって、青森津軽地方にしかない流派でこの庭園は造られています。
庭園の様式は、枯山水池泉回遊式。枯木、水泉、枯滝を歩きながら自由に見て回ることができます。
広さ12,000㎡の庭園には、約1,300本、約80種類の樹木が植えられています。

では、さっそく庭園を歩いてみましょう。
平べったい石が敷かれています。それは「礼拝(らいはい)石」と言って、海と山の恵みを供えて拝むための石となっています。
礼拝石からの飛び石が、V字形に並んでいるのが、この特長と言えます。

次に、東屋の建つ山を「真(しん)の築山」。盛美神社がある山を「行(ぎょう)の築山」。
そして、鳥居と大きな石灯籠のある庭を「草(そう)の平庭」と呼びます。これらは、「真」「行」「草」と、書道や華道、茶道に通じる日本の美意識を表現するものです。

枯滝の奥に見える「遠山の石」には、25体の菩薩様が宿り、神社の刈り込みの場所には、三尊仏が祀られています。この庭には、仏教思想が表現されています。
そして、四阿と呼ばれる東屋は中国の建物様式であり、宝来松とともに、中国思想を表現するものとなっています。

このように、神社の古神道と仏教との神仏習合に中国思想が混じった、まさに珍しい様式美を備えているのが、この盛美園の特長なのですね。

discover_seibien1_2

この庭園には、「盛美館」と言って、当主が庭を鑑賞するために造った建物があります。
この盛美館は、ジブリの映画作品「借りぐらしのアリエッティ」の中の、アリエッティが住む家のモデルとなったと言われおり、多くの人の話題となりました。
建物は、ルネッサンス様式ですが、1階は和室、2階は洋間、そして8角形の展望室と和洋折衷のデザイン。
まさに、明治時代に流行していた「疑似洋風」、見よう見まねで造った洋館なんです。

そして、もうひとつの見所が、「御宝殿」です。清藤家の仏間として使われていたもので、津軽地方で一番古いと言われる、約700年前の仏像が祀られています。
一面に黄金が使われ、金うるしの蒔絵なども飾られており、極楽浄土の世界を表現していると言われています。
なんとも厳かな気持ちとともに、その昔の贅を感じる場所ですよ。

園内には、たくさんの写真撮影に絶好の場所もありますから、みなさんにお教えしています。
例えば、「真の築山」の東屋からは、盛美館全体が池に逆さに映っている情景を目にすることができます。まさに「逆さ盛美館」。
今ならインスタ映えスポットと言うんでしょうか、和と洋の美しさが、池に溶け合い、なんとも心に残る絶景となっていますので、どうぞお見逃しなく。

以上、名物ガイドさんの桑田さんにご案内いただきました。
平川市で有数の観光スポットとなっている盛美園。みなさんも美しい庭園を散策しに、そして、アリエッティに会いに、ぜひ来てくださいね。待っていまーす。

ようこそ!名物ガイドさんと巡る盛美園ツアーへ!!

<盛美園> 〒036-0242 青森県平川市猿賀石林1
電話: 0172-57-2020
Web: www.seibien.jp/

このページをシェアする

  • facebook
  • twitter
  • LINE

discover

続きを読み込む